「事務職に就きたいけど、残業が多くないか不安」とお悩みではありませんか。
この記事では、事務職の残業の実態を私の実体験とともに解説します!
事務職の平均残業時間とは?真実を解明
事務職の残業時間の現状
事務職の平均残業時間については、業界や企業により大きな差がありますが、dodaによると一般事務の平均残業時間は10.6時間です。
これはdodaが調べた91職種の中で最も少ない残業時間です。
dodaが調査した15,000人の残業時間の平均は21.9時間なので、一般事務職の残業時間は平均の半分程度ということになります。
私の経験
私は、総務・経費担当・医療事務の経験がありますが、どの仕事も年間で平均すると月10時間程度の残業でした。
総務と経費担当事務では年度末など、特別な繁忙期は1日2時間程度の残業がありました。
また、医療事務では、毎月レセプト業務というがありました。
健康保険の保険者(協会けんぽなど)に診療報酬を請求する業務のことです。
この業務は患者さんがいないときに行うため、必ず残業していました。
なぜ残業時間は職種によって異なるのか?
業務の性質、企業文化、そして業界の特性など、残業時間に影響を与える要因は多岐にわたります。
たとえば、クライアント対応が頻繁な業務やプロジェクトベースで動く仕事では、納期前に残業が避けられない状況になることがあります。
これに対して、主に内勤を行う事務職などでは、業務の効率化を図ることで、残業時間を減らすことが可能です。
残業時間にはさまざまな要因が関わっているため、職種を選ぶ際には自分のライフスタイルや価値観に合致した残業時間を持つ職場を選択することが重要です。
理想的なワークライフバランスを実現するためには、事前にこれらの要因を考慮し、自身にとって最適な職場環境を見極めることが求められます。
残業が少ない職種と多い職種、どう選ぶ?
残業が少ない職場を選ぶ際には、事前のリサーチと面接時の質問が非常に重要です。
企業文化や過去の残業データ、ワークライフバランスに対する企業の取り組みを調べることで、実際の労働環境をより正確に把握することができます。
例えば、転職サイトに掲載されているレビューを読むことや、企業が提供しているワークライフバランスに関するプログラムの有無を確認することは、このリサーチ過程において有効な手段です。
職場選びをする際には、残業時間を含む労働条件のみならず、自分自身の価値観や将来のキャリアプランに合致するかどうかも考慮することが大切です。
このような総合的な視点から企業を選ぶことにより、個人の働きがいや職業生活の充実度を高めることが期待できます。
事務職の残業代について知っておくべきこと
残業代の計算方法
残業代は、基本給に残業時間と残業率(例えば25%増し)を乗じることで計算されます。
この計算方式は、労働基準法に基づき、所定の労働時間を超えた労働に対しては法定の割増賃金が支払われることを定めているためです。
ただし、25%割り増しが適用されるのは、週40時間・1日8時間以上の場合です。
元々勤務日数や時間が少ない場合は、残業をしても割増賃金にならないこともあります。
残業代の計算は1分単位が原則
10分や15分単位での計算は、正しい残業代が支払われているとはいえません。
もし、端数切捨てとなっている場合、1分単位の残業代が請求できる可能性があります。
ワークライフバランスを重視する人向け
女性に優しい職場の見つけ方
女性や育児中の従業員に対する支援制度が整っている職場を選ぶことは、非常に重要です。
育児休暇や時短勤務など、ワークライフバランスを支援する制度が充実している職場は、残業が少ない傾向にあり、従業員が働きやすい環境が整っています。
例えば、企業のウェブサイトや求人広告を通じて、女性のキャリア支援や福利厚生に関する情報を確認することが可能です。
このように、自身のライフステージに合わせた働き方ができる職場を選ぶことは、長期的なキャリア形成において非常に重要です。
育児などの私生活と仕事をバランス良く両立できる環境を選ぶことにより、働きながらも自身の生活を豊かにすることができます。
残業のない仕事の探し方とは?
業務効率化や柔軟な働き方を重視する企業文化を持つ職場を探すことは、重要です。
残業の少ない職場は、効率的な業務運営と従業員のワークライフバランスに配慮していることが多く、このような環境は従業員にとって働きやすい条件を提供します。
例えば、在宅勤務やフレックスタイム制度を導入している企業は、従業員が自分の時間を効率的に管理しやすいように配慮しており、結果として残業が少ない傾向にあります。
したがって、職場選びをする際には、企業の文化や制度をしっかりと調査し、自分自身の働き方やライフスタイルに合った環境を選択することが大切です。
このような選択を通じて、仕事と私生活のバランスを保ちながら、長期的にキャリアを築いていくことが可能になります。
事務職における残業の実態と対策
事務職で残業が発生する主な理由
不明瞭な業務範囲、非効率な業務プロセス、期末や繁忙期の業務量増加は、事務職の残業を引き起こす主な理由です。
事務職では、プロジェクトや報告書の作成など、締め切り内に完了させる必要がある業務が多く、これらの業務が残業の主な要因となっています。
特に、年度末の決算処理やプロジェクトの締切りに向けては、通常期に比べて多くの残業が発生することがあります。
このため、事務職の残業を減らすには、業務プロセスの見直しや効率化が必要です。
業務の効率化を図ることで、不必要な残業を減らし、ワークライフバランスの向上につながります。
転職を重視した職場選びのコツ
求人情報の詳細を確認し、面接時に実際の労働条件や企業文化について質問することは、非常に重要です。
求人広告だけでは分からない実際の職場環境や残業の実態を把握するためには、直接確認することが不可欠です。
例えば、面接時に残業時間の平均や、残業を減らすための取り組みについて質問することで、職場の実態をより深く理解することができます。
まとめ
この記事では、事務職の残業について解説しました。
事務職はほかの仕事と比べて残業が少ない傾向にある職種です。
家庭の事情などで残業をあまりできない人や残業を避けたい人にもおすすめの仕事であると言えます。