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未経験から事務職への転職ロードマップ

未経験から事務職に転職したい人に向けて、疑問点ややるべきことをロードマップにまとめました。

結論

未経験からでも事務職への転職は可能です。

転職を検討する際には、複数のサイトやエージェントへの登録が推奨されます。

その理由は、サイトによって扱っている求人が異なるためです。

また、未経験でスキルに自信がなければ、派遣社員からスタートすることも良い選択肢と言えます。

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未経験でも事務職には受かる?

未経験から事務職に転職することは可能です。

当サイト管理人も、郵便局のアルバイトから事務系の仕事に未経験転職をしました。

ただし、事務職がほかの職業よりも人気というのは本当です。

厚生労働省の調査によると、販売やサービス業と比べると事務職は有効求人倍率が非常に低いことが分かります。

有効求人倍率は、求職者一人当たりの求人数を示します。

職種有効求人倍率
事務職全般0.46
販売業全般2.17
サービス業全般3.24
厚生労働省「一般職業紹介状況(令和5年12月分及び令和5年分)について 」より

有効求人倍率は、高いほど求職者1人あたりの求人数が多いという指標です。全ての仕事の倍率では、1倍以上つまり1人につき1件以上の仕事があります。しかし、事務職を希望する人1名あたりには0.46件の事務職の仕事しかないということになります。

未経験から事務職転職が可能かについて、くわしくは下記の記事もご覧ください。

ただし、倍率が高くても就くことができないという訳ではないので、応募してみる価値はあります。

事務職の大変さやつらさは?

事務職は、極端に大変な点はありませんが、大変さやつらさはあります。

具体的には、以下の点をつらいと感じることがあります。

1. 単純作業の連続で飽きやすい

2. ミスが許されないプレッシャー

3. マルチタスクで時間管理が難しい

4. 人間関係のストレス

5. 評価制度がわかりにくい

事務職にはどんな種類があるの

事務職は、企業や団体において、書類作成やデータ入力、電話対応など、さまざまな事務作業を行う職種です。近年は、IT技術の発展により、事務作業の効率化が進んでいます。しかし、事務職の需要は依然として高く、多くの求人があります。

事務職には、さまざまな種類があります。主な種類と仕事内容を紹介します。

1. 一般事務

一般事務は、企業や団体における事務作業全般を担当します。具体的な仕事内容は、書類作成やデータ入力、電話対応、来客対応、郵便物の発送などです。

2. 営業事務

営業事務は、営業部門のサポート業務を担当します。具体的な仕事内容は、顧客情報の管理、見積書や納品書の作成、営業資料の作成、顧客への電話対応などです。

3. 経理事務

経理事務は、企業や団体の会計業務を担当します。具体的な仕事内容は、出納帳や請求書などの処理、月次・年次決算業務、税務申告などです。

4. 人事・労務事務

人事・労務事務は、従業員の採用、教育、給与計算、社会保険手続きなど、人事・労務に関する業務を担当します。

5. 総務事務

総務事務は、施設管理、福利厚生、広報など、企業や団体の運営全般に関わる業務を担当します。

6. 医療事務

医療事務は、医療機関において、カルテ作成、診察予約、会計処理など、医療業務に関わる事務作業を担当します。

7. 法務事務

法務事務は、企業や団体の法務に関する業務を担当します。具体的な仕事内容は、契約書の作成・審査、法令調査、訴訟対応などです。

8. 貿易事務

貿易事務は、輸出入に関する事務作業を担当します。具体的な仕事内容は、貿易書類の作成、貿易手続き、輸出入貨物の管理などです。

9. その他

上記以外にも、さまざまな種類の事務職があります。例えば、受付事務、人事事務、財務事務、広報事務、秘書事務などです。

自分に合った事務職を見つける方法

事務職を選ぶ際には、自分の興味やスキル、キャリアプランなどを考慮することが大切です。また、企業や団体の規模や業種によっても、求められるスキルや経験は異なります。

事務職は、さまざまなスキルを身につけ、キャリアアップを目指すことができる職種です。自分に合った事務職を見つけて、スキルアップを目指しましょう。

事務職ってパソコンが使えないとだめ?資格は必要?

事務職に必要なスキルは多岐にわたりますが、以下に一般的なものをいくつか挙げてみます。

事務職に必要なスキルの例

1. コミュニケーション能力: 他の部署や顧客と円滑にコミュニケーションを取る能力が必要です。電話やメールでのコミュニケーションも含まれます。

2. 管理能力: 書類やデータを整理し、効率的に管理する能力が重要です。スケジュール管理や会議の調整も含まれます。

3. コンピュータスキル: WordやExcelなどのオフィスソフトウェアを使用し、基本的なデータ入力や文書作成ができることが求められます。また、データベースやその他の業務に必要なソフトウェアを使用することもあります。

4. 問題解決能力: 問題が発生した際に迅速かつ効果的に対処し、解決策を見つける能力が求められます。

5. 機密情報を取り扱う能力: 機密情報を取り扱う場合があるため、情報セキュリティに関する知識や機密情報を適切に保護する能力が必要です。

6. タイムマネジメント: 複数のタスクを同時に処理し、締め切りを守る能力が重要です。

7. チームワーク: チームメンバーや他の部署と協力し、共同で業務を遂行することが求められます。

8. 忍耐力とストレス耐性: 繁忙な状況や急な変更にも対応できるよう、忍耐力とストレス耐性が求められます。

パソコンの使用について

事務職に就く際、パソコンの使用はほぼ避けられないものですが、必ずしも高度なスキルが必要というわけではありません。

職場によって要求される技能は異なりますが、一般事務の仕事であれば基本的な文字入力やExcelのSUM関数のような簡単な操作ができれば十分です。

もしパソコンスキルに自信がない場合でも心配はいりません。

eラーニングを提供する派遣会社で働くことで、必要なスキルを身につけることが可能です。

例えば、アデコのような派遣会社はeラーニングを通じてパソコンスキルの向上を支援しています。これにより、事務職へのスムーズな就業が期待できます。

簿記とMOSの資格は必須?

結論を言うと、簿記とMOSの資格は必須ではありません。

MOS(Microsoft Office Specialist)は、Microsoft Office製品(主にWord、Excel、PowerPointなど)に関するスキルを検証するための資格試験です。

この資格は、Microsoftが提供する公式な資格であり、Word、Excel、PowerPointなどの各アプリケーションに対するスキルを証明することができます。

簿記もMOSも持っていて悪いということは絶対にありませんが、会社によっては特に採用に左右されないところもあります。

ただし、パソコンを使えることは必須という会社は多いです。

また、経理担当事務の場合は、経理業務経験や簿記検定が必須ということもあります。

事務って電話対応や雑用もやるの?

100%とは言えませんが、電話対応は必須と考えてよいと思います。

私は、事務の職場を3箇所経験しましたが、電話対応がないところはありませんでした。

雑用については、「どこまでを雑用と捉えるか」によっても異なると思います。

総務事務をしていた時は、お茶くみや掃除・コピーなどの雑用とされる仕事を任されることが多かったです。

未経験なので、転職した場合に研修はあるのか知りたい

中小企業では福利厚生の提供が少ないことが多く、大手企業においては福利厚生が整っている場合もあります。

また、派遣社員の場合、給料は発生しないものの、事務系の講座をオンラインで受ける機会が提供されることがあります。

事務系のスキルを勉強したいというなら、職業訓練を受けてみるのもおすすめです。

私も職業訓練を受けた経験があります。職場での職場体験もあるコースでした。ただし、雑用ばかりだったので、役には立たなかったと感じました。

事務職って忙しい?休みは?

事務職の忙しさや休みは職場によって異なります。

一般的には、土日祝日とお正月やお盆に休みがある「カレンダー通りの出勤」のところが多いです。

忙しさについては、残業は少ない傾向ですが、決算の時期や新年度などが繁忙期な場合もあります。

1日の過ごし方

職場によっても大きく異なると思いますが、私の勤務先での大まかな1日の過ごし方の例をご紹介します。

8:30勤務開始。10分程度朝礼がある

8:30-12:00午前の仕事。データ入力や電話対応、来客対応など。

12:00-13:00お昼休み。

13:00-17:00午後の仕事。データ入力や電話対応、来客対応など。会議は月に1度程度、午後に行う会社が多かった。

終業10分前くらいに終礼がある。

かなりざっくりとしたものですが、意外に毎日絶対に行うことは少なく、自分で仕事を見つけることも多かったです。

給与事情

dodaによると2023年の事務職の平均年収は約343万円です。職種によって平均年収は異なり、以下のようになっています。

職種平均年収
貿易事務393万円
通訳・翻訳事務369万円
一般事務345万円
営業事務345万円
秘書・受付330万円
dodaより

DODAでは、技術系・クリエイティブ系・販売サービス系など11職種での給与の比較もされています。この中で、事務/アシスタント職は販売サービス系よりも高い収入であるものの、下から2番目という順位でした。

事務職の具体的な転職方法が知りたい

事務職は倍率が高いので、さまざまな転職サイトやエージェントに登録しておき、チャンスを増やすのがおすすめです。

転職する際は、複数のサイトやエージェントに登録するのがおすすめです。なぜなら、サイトによって取り扱っている求人が異なるためです。

また、未経験でスキルに自信がない場合は、派遣社員から始めるのもおすすめです。

エージェントは、担当者がついてマンツーマンでサポートしてくれますが、経歴によってはサポートを断られることもあります。

私は事務職経験はあるが経歴がスカスカだったので、大手エージェントには断られました。経歴や時期(企業側の需要)にもよるので、登録してみるのはいいと思います。

当サイトでおすすめの転職サイトやエージェントは以下の通りです。

テンプスタッフ

はたらいく

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職務経歴書や面接対策

職務経歴書

職務経歴書は、過去の職務経験や自分のスキルをまとめた書類です。応募時に必須ではありませんが、求められることも多いため、もしお持ちでない場合は作っておくのがおすすめです。

面接対策

事務職の面接で聞かれることが多い項目は、以下の通りです。

事務職面接でよく聞かれること

・自己紹介

・業務経験

・スキル・能力

・志望動機・熱意

・逆質問(質問はありますか?と質問される)

事務職の服装は?

常、事務職の服装はビジネスカジュアルが適しています。

これは、フォーマルなビジネススーツではなく、ある程度リラックスした雰囲気の服装です。

男性はスラックスやドレスシャツ、ポロシャツなどを着用し、女性はスラックスやスカートにブラウスやセーターを合わせるなど、清潔感があり、適切な服装を心がけます。

業界や企業によっては、よりフォーマルな服装が必要な場合もあります。

金融や法律などの業界では、よりビジネスフォーマルな服装が求められることがありますので、その点を考慮する必要があります。

私も福祉関連の事務職をしていた時は、ポロシャツやチノパンといったカジュアルめな服装がOKでした。

対して、金融関連の職場の時はジャケット必須という決まりがありました。

面接合格後にすることは?

正直、特にありません。

もしも、会社の方から何かしらを言われたら、やっておきましょう。

手続きとしては、以下のようなものが必要なことがあります。

提出書類の例

・社会保険・雇用関連書類: 社会保険や雇用関連の手続きに必要な書類があれば提出する必要があります。

・銀行口座情報: 給与支払いのための銀行口座情報が必要とされることがあります。

・税金関連の書類: 所得税や住民税の手続きに必要な書類があれば提出する必要があります。

・入社時誓約書や契約書: 入社時の規則や個人情報の取り扱いに関する誓約書や契約書に署名することが求められることがあります。

また、パソコンを持っていて、パソコンの使い方に自信がない場合はWordやExcelなどの練習をしておくのがおすすめです。

まとめ

この記事は、未経験から事務職に転職したい人の疑問を元にしたロードマップです。

この記事であなたの疑問が解決し、事務職に転職する手助けになりましたら、とてもうれしいです。

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